量子とは、とても小さな世界
量子(りょうし)とは、
とても小さな世界の話です。
どれくらい小さいかというと、
原子よりも、
もっと小さい世界。
だから、目では見えません。
さわることもできません。
でも、
私たちの体も、
この世界も、
その小さな世界でできています。
ものは、どこまで小さくできる?
たとえば、
レゴブロックをイメージしてみてください。
ひとつの作品は、
たくさんのブロックが集まってできています。
それを、
どんどん、どんどん小さくしていくと、
- 物(ブロック)
- 分子
- 原子
という順番で、
見えない世界に入っていきます。
そして、
原子よりも、さらに小さいところにあるのが、
量子の世界です。
量子は「もの」?それとも「動き」?
ここで、
少し不思議な話になります。
量子の世界では、
- つぶのように見えることもあれば
- 波のように広がって見えることもあります
つまり、
「これは、つぶです」
「これは、波です」
と、
はっきり言えないことがあるのです。
私たちが普段見ている世界では、
ものは「ここにある」と決まっています。
でも、
量子の世界では、
- ここにあるようで
- まだ決まっていない
そんな状態が、
ふつうに起きています。
当たりまえじゃない世界もある
私たちはつい、
この世界はすべて
きっちり決まっている
と考えがちです。
天気や機械の動きのように、
観測できるものについては、
未来をある程度予測できるからです。
でも、
原子よりもずっと小さい世界をくわしく調べていくと、
そう単純ではないことが分かってきました。
たとえば、
- 同じ条件なのに、結果が変わる
- 見ようとすると、様子が変わる
- 結果が、ひとつに決まらない
こうしたことが、
くり返し行われた実験で、
確かめられていったのです。
量子は、魔法ではありません
ここで、大切なことがあります。
量子の話は、
ふしぎに聞こえるかもしれません。
でもこれは、
おまじないでも、
魔法でもありません。
人が、
何度も実験をして、
何度も確かめた結果、
見えてきた世界です。
だからこそ、
「よく分からないけど、すごい」
で終わらせず、
「そういう見方もあるんだ」
と、受け取ってもらえたらと思います。
「分からないまま」で、大丈夫
このページを読んで、
- ちょっと不思議だな
- まだよく分からないな
そう感じていても、
まったく問題ありません。
量子の世界は、
最初から
「分かった!」
と言えるものではないからです。
少しずつ、
たとえ話を使いながら、
一緒に見ていきましょう。

