小さすぎるから、見え方が変わる
虹の色、磁石がくっつく力、スイッチを押すと明かりがつく電球。
これらは私たちの生活では当たり前の事柄ですが、その仕組みは、量子の世界と同じように、とても小さな世界のルールで動いています。量子の世界も、その延長にあります。
小さすぎるから、見え方が変わる
量子の世界は原子よりもさらに小さく、ふだんの感覚では捉えにくいため、見え方が少し変わってくるようです。
前の記事で見たように、同じ条件なのに結果が少しずつ違う、見ようとすると様子が変わる、どこにあるのかをはっきり決められない、といったことが実験で確かめられてきました。
自由に見えるけれど、ルールがある
ここで大事なのは、「なんでもあり」になったわけではない、ということです。
量子の世界は、自由に見えることがあります。でもそれは、好き勝手に起きるという意味ではありません。むしろ逆で、「そうなるときは、こうなりやすい」「こういう確かめ方をすると、こういう結果になりやすい」という細かいルールがある。
そのルールを実験を通して見つけてきたのが、量子の研究です。
ここまでの4つの記事で、量子の世界の入り口を見てきました。次からは、この「ふしぎなルール」を、もう少し具体的に、ひとつずつのぞいていきます。

