「周波数」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
ラジオのチューニング、音の高さ、スマートフォンの通信。 これらは、すべて「周波数」という共通のしくみで動いています。
では、周波数とは何なのでしょうか。
シンプルに言えば、「どれくらい振動しているか」を表すものです。
周波数とは、「1秒間に何回振動するか」
たとえば、太鼓をゆっくり叩くところを想像してください。
ドン……ドン……ドン……
これは振動の回数が少ない状態です。
逆に、
ドドドドドドド……
と高速で叩けば、振動の回数は増えます。
周波数とは、この「1秒間に何回振動したか」を数字で表したものです。
単位には「Hz(ヘルツ)」が使われます。
- 1秒間に1回振動 → 1Hz
- 1秒間に100回振動 → 100Hz
- 1秒間に1000回振動 → 1000Hz(1kHz)
つまり、
周波数が高い = 速く振動している
ということです。
音の周波数 〜 振動の速さが「音の高さ」になる
音は、空気の振動が耳に伝わることで聞こえています。
そして、その振動の速さによって、音の高さが変わります。
- ゆっくり振動 → 低い音
- 速く振動 → 高い音
たとえば、
- 太鼓の低い「ドーン」は低い周波数
- 鳥の「ピッ」という高い音は高い周波数
です。
ピアノの音階も、実は振動の回数の違いです。有名な「ラ」の音は、1秒間に440回振動しているため、「440Hz」と呼ばれます。
つまり私たちは、
周波数の違いを「音の高さ」として感じている
のです。
光の周波数 〜 振動の違いが「色」になる
実は、光も波です。そして光にも周波数があります。
- 周波数が低い光 → 赤・橙・黄
- 周波数が高い光 → 青・藍・紫
虹が赤から紫へ変化して見えるのは、光の周波数が少しずつ違うからです。
つまり私たちは、
光の周波数の違いを「色」として見ている
ということになります。
電波の周波数 〜 情報を運ぶために使われている
スマートフォンやWi-Fi、ラジオに使われている電波も、波の一種です。もちろん、電波にも周波数があります。
ラジオでチャンネルを変えると別の放送が聞こえるのは、それぞれ異なる周波数を使っているからです。Wi-FiやF5Gも同じで、周波数を利用して情報を送っています。
一般的には、
- 周波数が高い → 大量の情報を送れる
- 周波数が低い → 遠くまで届きやすい
という特徴があります。
音・光・電波は、実は「仲間」
音、光、電波。一見まったく別のものに見えます。
しかし共通しているのは、
どれも「振動が伝わる波」である
という点です。
そして、その振動の細かさを表す共通の言葉が、「周波数」です。
私たちは、
- 周波数の違いを「音」として聞き
- 周波数の違いを「色」として見て
- 周波数の違いを「通信」として利用している
のです。
まとめ:この記事でわかったこと
- 周波数とは、「1秒間に何回振動するか」を表すもの
- 周波数が低いほどゆっくり、高いほど速く振動している
- 音では、周波数の違いが「音の高さ」になる
- 光では、周波数の違いが「色」になる
- 電波では、周波数の違いが通信に利用されている
- 音・光・電波はすべて「波」であり、周波数という共通のしくみで理解できる
次の記事では、周波数と深く関係している「波長」について見ていきます。

