前の記事で、この世界のあらゆるものは振動していて、周波数があることを見てきました。
では、私たちの体はどうでしょうか。
実は、体のあちこちで、さまざまなリズムの振動が起きています。しかも、それぞれに固有の周波数があるのです。
心臓の周波数
心臓は、一定のリズムで収縮と拡張をくり返しています。
安静時の心拍数は、1分間におよそ60〜80回。これを周波数で表すと、約1〜1.3Hzになります。
運動すると心拍数が上がり、周波数も高くなります。リラックスしているときは低くなります。
従って心電図は、この心臓の振動を波形として記録したものということですね。
呼吸の周波数
呼吸も、規則正しいリズムで繰り返されています。
安静時の呼吸数は、1分間におよそ12〜20回。周波数で表すと、約0.2〜0.3Hzです。
深くゆっくり呼吸するほど周波数は低くなり、浅く速い呼吸では高くなります。呼吸のリズムは、自律神経とも深く関わっています。
脳波の周波数
脳も、電気的な振動を発しています。これが「脳波」です。
脳波は活動状態によって周波数が変わります。
| 脳波の種類 | 周波数 | 状態 |
|---|---|---|
| デルタ波 | 0.5〜4Hz | 深い睡眠中 |
| シータ波 | 4〜8Hz | 浅い眠り・瞑想中 |
| アルファ波 | 8〜13Hz | リラックスした覚醒状態 |
| ベータ波 | 13〜30Hz | 集中・緊張状態 |
| ガンマ波 | 30〜40Hz | 高度な集中・興奮状態 |
眠っているときと、集中しているときでは、脳の振動の周波数がまったく異なりますね。
内臓にも、固有の振動がある
心臓や脳だけではありません。内臓にも、それぞれ固有の振動があります。
- 胃や腸:消化運動のリズム(蠕動運動)
- 肺:呼吸に合わせた膨張と収縮
- 血管:血流のリズムに合わせた拍動
これらはすべて、一定のリズムで繰り返される振動です。体全体が、さまざまな周波数の振動を奏でながら、バランスを保っています。
体の周波数が乱れると
健康な状態では、これらの振動は安定したリズムを保っていますが、ストレスや疲労、食べたものなどによっても、リズムが乱れることがあります。
心電図や脳波の検査は、まさにこの「体の振動の乱れ」を読み取るための手段です。振動のパターンを見ることで、体の状態を知ることができるのです。
体は、振動の集合体
心拍、呼吸、脳波、内臓の動き。
これらはすべて、異なる周波数を持つ振動です。そして、それらが絶妙なバランスで重なり合うことで、私たちの体は機能しています。
私たちの体は、さまざまな周波数の振動が織りなす、精巧なハーモニーとも言えるかもしれません。
まとめ:この記事でわかったこと
- 心臓の拍動は約1〜1.3Hz、呼吸は約0.2〜0.3Hzの周波数を持つ
- 脳波は活動状態によって周波数が変わる(0.5Hz〜40Hz)
- 胃腸・肺・血管など、内臓にも固有の振動がある
- 健康な状態では体の振動は安定したリズムを保っている
- 私たちの体は、さまざまな周波数の振動が重なり合ってできている
次の記事では、周波数と「共鳴」という現象の関係について見ていきます。

